最近の研究では、乳児期から子ども同士の関わりを経験することで様々な非認知能力が育つことが明らかになっています。
しかし、少子化の日本では、家庭でそれを経験することが難しくなりました、保育園には、家庭や地域の中で育つことが少なくなってきた「人と関わる力」を、集団保育のなかでつけていく役割が望まれているのです。
自立(自律)した子どもとは、「やらされる」「受身」「指示待ち」の子どもの対極にあり、自ら課題を見つけ、自ら考え行動する子のことです。そのために、自ら環境(ヒト・モノ・空間)に働きかけることができなければなりません。保育者は「教える・面倒を見る」立場ではなく、「子どもの興味や意欲を引き出す」立場での関わりが必要となります。
男女、障がい、年齢による刷り込みを持たず、個々の発達や成長をしっかり見つめ、それを丁寧に保障していくこと、子ども一人ひとりの興味や関心、課題などを把握して、保育をすることを大切にします。