kizu_sakura_logo_IkuhoB.png updated 2017-11-20

木津さくらの森 保育課程 
~序 章~

◎保育園ってどんなところ?

保育園とは、児童福祉法に基づく児童福祉施設です。
正式には保育園ではなく、「保育所」です。保育所は、保育を必要とする乳児・幼児を日々保護者の下から通わせて保育を行うことを目的とする施設であり、0歳児(当園は3ヶ月〜)から就学前までの乳幼児が対象となっています。学校に学習指導要領があるように、保育所にも「保育所保育指針(厚生労働省告示)」があり、これを基に全ての保育所が保育を行っています。保育という言葉は、「保護(養護)」と「教育」が合わさったものであり、保育指針にも、「子どもが現在を最も良く生き(養護)、望ましい未来をつくり出す力の基礎を培う(教育)ことを保育の目標とする」と書かれています。保育所では、子どもたちの健全な心身の発達を促すために、保育に関する専門性を有する保育者が様々な環境を用意し、一人ひとりの発達に応じて保育を行っています。

◎どんなことをしているの?

保育園は「生活」の場です。このことは、今の時代になってより重要になってきました。そして、乳幼児期にふさわしい生活の基盤は「遊び」であり、「主体的な活動」にあります。「遊び」は、子どもにとっては「生きること」であり、「成長すること」そのものです。乳幼児期の「遊び」には、子どもたちが将来生きていく上で大切な要素がたくさん詰まっています。最近では、「幼児教育」と言って子どもたちに小学校の勉強みたいなことをさせる幼稚園や保育園が中にはありますが、そういった保育には反対です。子どもたちの主体的な「生活」、自発的な「遊び」こそが、乳幼児期に適した教育であり、子どもたちが小学校に行っても、大人になっても、「生きる力」につながるのだと考えています。

◎保育園と幼稚園の違い

保育園と幼稚園では、管轄省庁や保育時間など違いはありますが、保育内容についてはほとんど変わりはありません。昭和38年に文部省・厚生省共同で「保育所の持つ機能のうち、3〜5歳児の教育に関するものは、幼稚園教育要領に準ずることが望ましい。」との通知も出ています。幼稚園が学校、保育園が児童福祉施設であることから、幼稚園が「教育」で、保育園が「保育」というように言われますが、先ほど述べたように、「保育」にも「教育」が含まれており、教育を行っています。ただ、保育園と幼稚園の違い以上に、それぞれの園によって「教育」という言葉の捉え方が違いますので、園の方針を理解することが大切です。

◎乳幼児期の重要性

保育園は、子どもが生涯にわたる人間形成にとって極めて重要な時期に、その生活時間の大半を過ごす場です。昔は「3歳児神話」と言う言葉があったように、3歳までは家庭で子どもを見るべきだという風潮がありましたが、時代が変わり、核家族化・少子化・地域の繋がりの希薄化など、家庭で子どもを育てることが難しい時代になってきました。また、赤ちゃんに関する研究も進み、赤ちゃんの頃から様々な人と関わることが子どもの成長にとって非常に重要だということが明らかになっています。そういったことから、0歳児から子どもを預けられる保育園の役割がこれまで以上に大きくなってきています。